セラミック鉱山

 『風の谷のナウシカ』ってあるじゃないですか。漫画の方。

あれって、映画を作ろうとしたらスポンサーから「原作ナシはちょっと…」って言われて、まず漫画連載することにしたらしいのね。

 

 で、それとは全く関係ないんだけど、ナウシカの持ってる剣ってセラミックでできてるんだよね。もちろん世界があんな状態で、エンジンなんかの高度な工業技術が必要なものは旧文明の遺跡から発掘してきているくらいだから、超硬度のセラミックも”セラミック鉱山”から切り出してきてる。

 

 その”鉱山”というのは実は旧文明の惑星間航行船の残骸なんだけど、もう誰もそんなことは知らないし、自分たちの先祖が宇宙を自在に航行してたかもしれないなんて発想もなくて、ただの素材の切り出し場になっている。

 

 この設定がすごく好きで、何か郷愁のようなとても曖昧な感覚があるんだけど、それが何なのか、何故なのか、時間ができたらちょっと考えてみたい。