両方ともに非日常性が売りだけど、僕はSMプレイの方が好きなのはなぜか、という理由を唐突に思い立ったので、メモる。
わかってみればとても単純な話で、前者は価値の反転があるけど、後者にはないということですね。カーニバル性の有無とも言えるかも。
ディズニーランドはネガティブなものを極限まで排除して、純粋にポジティブな異空間を作る。SMプレイはネガティブなものを極限まで高めて反転させることで、ポジティブな異空間を作る。
だからディズニーランドには解放がないの。あくまでも日常の純化でしかないから。
さらにそれに付随する結果として、あの不自然で人工的な清潔感ができあがる､のではないかと。
実は、万里の長城の、北京の方から山に上っていく一番有名なところにも同じような雰囲気があって、昔見に行ったときにけっこうがっかりした覚えがある。
観光資源だからって見映え優先で修復したらあかんやろ。でもディズニーランドほど徹底してないおかげで、城壁上から反対側を覗きこむと、無修復の茶色くて小さいボロボロの石材でできた壁面がずっと続いていてとても美しかったです。眼福。
ディズニーランドも薄暗い舞台裏が見えると好きになれるんでしょうかね？
